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矯正(歯並び)治療と年代

年代に適した矯正治療を。

年代によって大きな違いは、ありませんが、厳密には患者様が成長期にあるかどうか順応性社会性、そして、歯の移動や歯周組織の改造機転の問題などで差があります。
わが国では、私が矯正科に入局した30年くらい前までは、成人の矯正は殆ど行われていませんでした。 行われるとしても部分矯正(LTM:limited teeth movement)などが主で、歯の移動は少なく時間をかけて、というのがkey wardでした。
その主な原因は、歯周組織の問題だと思います。 若い人に比べると、歯槽骨の支持量が少なく、骨や歯周繊維などの改造機転が劣る問題があるからです。
しかし、徐々に治療対象年齢も広がって、成人矯正も普通に行われるようになっています
私の経験では60歳の方をマルチブラケット装置で治療したことがあります。 その方は、歯の欠損は一本もなく、歯周組織がしっかりとしていました。
メリットもあります。 成長期にある患者様は、治療の時点から骨格の成長変化があれば、その変化を予測することや管理することが必要ですが、成人の方の場合は、成長がないのでその点を考慮する必要はありません
例えば上下の骨格のバランスが大きくずれた方は、問題が明確ですし外科的な手法でダイナミックに改善することが可能です。
一方、成長期にある下顎前突の患者さんでは、思春期成長前だと、その後の大きな成長変化を予測するのが難しい場合や、治療の結果を維持できなくなる場合もあるのです。

以下に年代別のポイントをご紹介します。