エステティックライン
エステティックラインとは
エステティックライン (Esthetic line) とは人の側貌において、鼻の先端とあごの先端を結んだ線の事を言います。Eラインとも呼ばれる。口元の突出感の判断に用いられています。
側貌(横顔)から観た審美性を判定する方法です。
本来は横顔のレントゲン写真(セファロ写真)を使います。お手元に定規があれば簡単にできます。 定規がなければ、20センチ程度のまっすぐな紙でも大丈夫です。
では、鼻尖(鼻先で最も高いところ)と、顎の先端()の2箇所を結ぶように軽く定規を当ててみてください。 この定規に上唇や下唇の先端が押しつぶされずに、軽く4点で接触しているなら、貴方のプロポーションはバランスが取れていると言えます。
鼻尖と顎の先端を結んだ線分には、民族的な違いがあるのはご存じでしょうか?(右図)
白人の人は、東洋系の私達に比べますと、鼻が高く頤部が大きく前方に出て、上下の前歯が立っているため、Eラインに対して上下の口唇は大きく中に入っています。 逆に黒人の方は出ています。
次に、これら4点の構成要素を考えて見ましょう。
鼻や頤部は骨の問題ですから、矯正治療では変化させられませんが、形成外科(美容整形)では可能です。
矯正歯科的に可能なのは歯の傾きや位置を変えて口元を下げることです。 上下の口唇を内側から支えているのは歯と歯槽骨ですから、歯が突出していると口元も出ています。
「歯並びと抜歯」でも述べていますが、歯を一本も抜かないで綺麗に並べるだけが究極の目的ではありません。 歯の並ぶ顎の大きさを超えて無理して並べても結果的に口元を悪くし、治療後の安定感が失われるのは問題です。 歯を抜くことで口元を引っ込め、安定感を増すことは、決して悪い治療ではないのです。
もう一つ大切なことを申し上げます。 仮に歯を5ミリ後方に下げたとしても唇は同じ量ではなくその八割程度しか変化がありません。
ですから、抜いた歯のスペースは有効に使わなければならず、そのための工夫(装置)も要るのです。
さらにもう一つ追加しますと、鼻から上唇にかけての角度が小さいのもよくありません。 この角度が大きく、上唇のラインが自然にスーッと垂直的に下がっている感じが理想です。
さあ、貴方の横顔をもう一度ご覧下さい!いかがですか?


